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循環器内科・呼吸器内科・内科・小児科
じょうとうクリニック
岡山県岡山市東区上道北方635-1

TEL:086-278-7070

呼吸器内科

呼吸器内科について

肺炎や気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患など急性期・慢性期の呼吸器疾患の診断、治療を行います。
閉塞性肺疾患はタバコを吸っている方に多く、早期に禁煙や治療をすることで急速な悪化を防ぐことができます。

必要な場合には、精密検査、治療のできる適切な病院へ紹介いたします。
在宅酸素療法の管理もご相談ください。

呼吸器専門医

  • 和田 佐恵

  • 木村 和陽

対応疾患

 呼吸器の病気 

慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、肺炎、睡眠時無呼吸症候群など

このような症状はありませんか?

慢性閉塞性肺疾患

  • 階段の上がり下がりで息切れする

  • 咳や痰が続く

  • 少し動くだけで息苦しい

睡眠時無呼吸症候群

  • 寝ている時に息が止まっていることがある
  • 熟睡感がない

  • 大きないびきをかいている
  • 起床時の頭痛がある

  • 日中の眠気がある

院内設備

X線検査(レントゲン)

X線検査(レントゲン)

胸部や腹部などの撮影に使用します。DIP法を用いて骨塩定量検査を行なっています。骨粗鬆症の適切な予防や治療を行えます。

呼吸機能検査

呼吸機能検査

息切れがする、呼吸が苦しい、咳や痰がでるなどの症状があり、肺の病気が考えられる時に呼吸機能を検査します。所要時間は10分程度です。

呼気NO検査

呼気NO検査

呼気中のNO(一酸化窒素)濃度を測定する事で好酸球性気道炎症の程度を知ることができます。数分で気管支喘息の診断、治療評価を行ないます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査

睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査

睡眠時の呼吸や血中の酸素の状態などを測定し、睡眠時呼吸障害の程度を調べることができます。治療適応と判断した場合には、CPAP療法を行わせて頂くことも可能です。

血液ガス検査

血液ガス検査

動脈血中の酸素や二酸化炭素を測定します。体液のバランスをはかります。



気管支喘息

気管支喘息とは

気管支喘息は、空気の通り道(気道)に炎症(ボヤ)が続き、様々な刺激に気道が敏感になって発作的に気道が狭くなる(大火事)ことを繰り返す病気です。

日本では子どもの8~14%、大人の9~10%が喘息と言われています。高齢で発症する場合もあります。


原因
喘息を発症させる要因には、ダニ・ペットの毛やフケ・花粉・ウイルスなどがあります。
ただし、その原因物質が特定できないこともあります。

喘息の症状

  • 喘息発作
    発作的に咳や痰が出て、ゼーゼー、ヒューヒューという音を伴って息苦しくなります。
    夜間や早朝に出やすいのが特徴です。

  • 咳喘息
    喘息の1つの型である咳喘息では「ゼーゼー、ヒューヒュー、息苦しさ」といった症状がなく、咳が唯一の症状です。
    咳喘息の約30%が喘息に移行するため、咳喘息でも定期的な治療が必要となります。

診断方法

喘息発作や咳喘息のような症状を繰り返していれば、喘息の可能性があります。

呼吸機能検査

呼吸機能検査

気道の流れが悪くなっていないかどうかを調べます。
気管支拡張薬を吸った後にその流れが改善すれば、喘息の可能性が高いといえます。

呼気NO検査

呼気NO検査

息を吐いた時のNO(一酸化窒素)を測定することで、気道の炎症の程度を調べます。

血液検査

血液検査

アレルギー体質かどうかを検査します。

当院で行える喘息の検査

検査項目検査費用 ※初診料含む検査代のみの費用(令和6年4月時点)
呼吸機能検査約1,850円
呼気NO検査約1,160円
喀痰検査(痰の検査)費用は検査項目により異なります
血液検査(アレルゲン検査、末梢好酸球数測定など)費用は検査項目により異なります

治療方法

治療は、主に吸入ステロイド薬を用いて行います。適切に使用すれば、副作用は少なく安全です。
喘息の重症度に応じてその量を調整したり、他の薬を追加したりします。

また、アレルギーの原因がわかっている場合はそれらを避け、喫煙している場合は禁煙しましょう。
もし発作が起こったら、即効性のある気管支拡張薬を吸入しましょう。

何度か繰り返しても改善しなければ、速やかに病院を受診してください。

Q. 症状がなければ喘息は治った?

A. 気道の炎症は続いています

症状がなければ喘息は治ったと思われるかもしれませんが、気道の炎症は続いています。
炎症が続けばいずれまた発作が起こり、学校や社会での活動に影響を及ぼします。

そして炎症が続くと、気道は元気な状態に戻らず固く狭くなり、治療で症状を抑えることも困難になります。
症状がなくても、日頃から炎症を抑える薬を使って発作を予防しなければなりません。


睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に呼吸が止まった状態が何度も繰り返される病気です。
医学的には、睡眠中の無呼吸状態が7時間(一晩)で30回以上、もしくは1時間で5回以上あれば睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断します。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすい人
多くの場合、気道が完全にもしくは部分的に閉鎖して、空気の通り道が狭くなったり塞がれたりすることによって起こるため、首が太くて短い人・肥満体型の人・顎が小さい人などに多くみられます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状

睡眠時

  • いびきをかいている
  • いびきが止まった時に無呼吸になり、いびきと一緒に呼吸を再開する
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 息苦しさを感じる

起床時

  • しっかり寝たはずなのに熟睡できていないと感じる
  • 寝起きが悪い

日中

  • 我慢できない眠気に襲われる
  • 集中力の低下
  • だるさを感じる
  • 休養しても疲れがとれない

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を放置するとどうなる?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を治療せずにいると、居眠り運転や注意散漫による交通事故を招く確率が大きく上がります。

また高血圧や糖尿病などの生活習慣病も発症しやすくなる他、脳卒中や心臓発作、不整脈のリスクも高まります。


睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療法

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が起こっている原因や、患者様お一人おひとりの状態を考慮して、治療方法を決定します。
中でも標準的な治療法として、CPAP療法があります。

CPAP療法
CPAP療法(Continuous Positive Airway Pressure:経鼻的持続陽圧呼吸療法)とは、鼻にマスクを装着して圧をかけた空気を送り入れ、気道に一定の力をかけることで閉塞を改善し、無呼吸を防ぐ治療法です。
中等症~重症の患者様に非常に効果的で、ほとんどの場合は治療開始当日から効果を実感できます。
当院では、CPAP療法を行う方には月に1回の通院をお願いしています。

治療法治療費用 ※3割負担の場合
CPAP療法毎月約5000円 ※通院間隔等により異なります

現在CPAP療法を受けており、転院を考えている方へ

遠方に通院しており時間がかかっているなど、転院を考えていらっしゃる患者様は、CPAP管理を当院に変更して転院することが可能です。
当院への通院をご希望の方は、一度ご相談ください。
転院の方法や、当院でのCPAP療法についてご説明いたします。


電話でのご予約

086-278-7070

電話受付:9:00~17:30


アイチケットでのご予約

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断

  • 簡易PSG(簡易ポリソムノグラフィー)
    いびきや日中の眠気などの自覚症状があり、睡眠時無呼吸症候群が疑われる方に最初に行う検査です。
    ご自宅にて携帯型の装置を就寝時に装着していただき、睡眠中の呼吸状態などを記録します。
    この検査でAHI(睡眠中1時間あたりの無呼吸と低呼吸の合計回数)が40以上だった場合は、CPAP療法が適応されます。

  • 精密検査(夜睡眠ポリソムノグラフィー)
    簡易PSGではCPAP療法の適応に至らなかった場合などに行います。
    入院で行う場合と、携帯型装置を用いて自宅で行う場合とがあります。(当院では実施できません)
    睡眠時の呼吸状態の他、脳波やあご・眼球の動きなど多くの項目をモニタリングし、より正確に睡眠時無呼吸症候群の診断を行います。
    この検査でAHIが20以上だった場合は、CPAP療法が適応されます。

検査項目検査費用 ※3割負担の場合
簡易PSG(簡易ポリソムノグラフィー)約3,000円
精密検査(夜睡眠ポリソムノグラフィー)約12,000円 ※入院の場合は別途入新書費用が必要(目安は約3万円)